診療内容

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一般眼科診療

一般眼科診療のアイコン一般眼科診療

目にはたくさんの病気があります。角膜(黒目の部分)や結膜(白目の部分やまぶたの裏側)に何らかの症状が出る角結膜疾患、ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)に炎症が起きるぶどう膜炎、涙の排出路となる涙道が狭窄したり詰まって流涙や目脂が出るなど、様々です。また急に悪化する病気、徐々に悪くなる病気などもあります。

早期発見、早期治療によって軽度で済む可能性もあります。加齢によって発症する病気もありますので、40歳を過ぎたら一度検診を受けることをおすすめします。

小児眼科

小児眼科のアイコン小児眼科

小児眼科において最も大切なことは「早期発見と早期治療」です。小さいお子様の眼はまだ完全に発達していない時期の治療となるため、大人になったときに正常に眼が働くようにすることが大きな目的となります。

大人の視力とほぼ同程度に発達する年齢は、6歳といわれています。物を見にくそうに見ている・目が寄っている・何かを見るときに頭を傾けているなどの症状があれば一度受診をおすすめいたします。

緑内障治療

緑内障治療のアイコン緑内障治療

眼底にある視神経という部分が障害を受けて、徐々に視野が狭くなったり視力低下がみられる病気です。初期の段階では自覚症状がないため、些細な異変に気付き、早期発見・早期治療を行うことが重要となります。

当院では、目薬での投薬治療とレーザー手術(虹彩光凝固術)で進行の抑制を行います。

糖尿病網膜症・糖尿病黄斑浮腫

糖尿病網膜症・糖尿病黄斑浮腫アイコン糖尿病網膜症・糖尿病黄斑浮腫

糖尿病になってから10年以上経過している人の約半数が、網膜に何らかの異常をもっているといわれています。高血糖の状態が続くと、網膜にある毛細血管が障害を受けてしまい、糖尿病網膜症や網膜症に伴う糖尿病黄斑浮腫になるのです。

糖尿病網膜症は進行度合いによって、単純網膜症、前増殖網膜症、増殖網膜の順に3つに分類されます。初期段階の単純網膜症であれば、食事や運動による血糖コントロールと定期的な眼底検査で進行を食い止め、前増殖網膜症や増殖網膜症であれば、レーザー治療で進行を抑えることができます。

糖尿病黄斑浮腫(むくみ)は、網膜の細かい血管にコブができて、血管から血液中の成分が漏れだし、それが網膜内にたまっている状態です。そのため、物を詳細に見分けたり、文章を読んだりするのにとても大切な場所「黄斑」がむくんでしまい、ものが見えづらくなります。糖尿病黄斑浮腫の原因には、VEGF(血管内皮増殖因子)という物質があります。VEGFのはたらきを抑える作用を持つ、抗VEGF薬といわれるお薬を目の中に注射することで、網膜のむくみを減らします(硝子体注射)。

自覚症状がほとんどないので、糖尿病と診断された方は治療を先送りせず、血糖コントロールをしながら、眼科での定期的な眼底検査で早期発見と早期治療に取り組むようにしましょう。

硝子体注射

硝子体注射のアイコン硝子体注射

硝子体注射は眼の中に薬を注入するもので、最近よく行われる治療です。

この治療が有効な疾患は、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症に伴う黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症に伴う黄斑浮腫、強度近視による脈略膜新生血管などがあります。これらの疾患はVEGF(血管内皮増殖因子)が、網膜の毛細血管から漏れ出し、黄斑部の障害を引き起こし、視力低下をもたらします。抗VEGF薬硝子体内注射はこのVEGFの働きを抑える薬剤を眼内に注射することにより病気の進行を抑制する治療です。

抗VEGF薬による治療は、一旦症状がよくなっても、再発することもあります。気が付かないうちに症状が進行し視力が低下したり、見えにくい範囲が広がったりするのを防ぐためにも、定期的な検査と適切な治療が大切です。

加齢黄斑変性

加齢黄斑変性のアイコン加齢黄斑変性

加齢黄斑変性では、脈略膜から網膜に向かって、新生血管という正常とは違う血管が生えてきます。この血管はもろく破れやすいため、出血したり、血管内の水分がもれたりしやすく、黄斑部の網膜の下にたまってしまいます。そのため、視野の中心にある「見たいもの」が見えにくくなってしまいます。加齢黄斑変性の原因物質のひとつであるVEGF(血管内皮増殖因子)に対する薬を目の中に注射すること(硝子体注射)で、新生血管の成長を抑え、新生血管からの滲出液や出血を止めることにより、症状の改善を図ります。

また、加齢黄斑変性の予防や進行を抑えるためには、禁煙や食生活の改善も大切になってきます。ビタミンC (緑茶など)、ビタミンE (アーモンドなど)、βカロテン (緑黄色野菜)と亜鉛 (牡蠣など)を摂取することも加齢黄斑変性の予防や進行を抑えることに効果あることが分かっています。当院ではこれらの有効成分を含んでいるサプリメントを用意しています。ご希望の方は医師にお尋ね下さい。

コンタクトレンズ・眼鏡処方

コンタクトレンズ・眼鏡処方のアイコンコンタクトレンズ・眼鏡処方

お一人おひとりの生活用途に合う眼鏡を処方いたします。
当院はメルスプラン登録店となります。コンタクトレンズも各種取り揃えておりますので、一度ご相談ください。

ドライアイ

ドライアイのアイコンドライアイ

目を守るのに欠かせない涙の量が不足し、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなる病気です。

現代ではスマートフォンやパソコンを長時間使うことが多くなり、「目が乾燥する」「目がゴロゴロする」といった症状を訴える人が増えています。このような目の不快感が、ドライアイによって引き起こされている場合も少なくありません。